フェイク・コップ　哀しき抗い

街を牛耳るギャングの男たち。トムはトップに昇りつめ、悪徳警官と取引し荒稼ぎをしていた。一方、トニは足を洗い、刑事として第一線で活躍している。そして、強盗の罪をたった一人で被り、8年間服役していたエリックが出所した。カタギの世界で生きる覚悟を決めたエリックは、トムに決別を突き付けた。そんな3人は、生きる世界は違えど固い友情で結ばれていた。ある時、エリックの弟がヤクの密売で大失敗を犯し、ロシア系マフィアの組織に囚われてしまう。交渉も進まず、手荒にカネを要求する相手に対して、トムは無謀とも言える計画を実行しようとする。そしてエリックも再び銃を手に取るのだった。そして周囲の異変に気付いた刑事のトニは、彼らの情報を掴み尾行を開始するのだが…。